Precious 今月のクローズアップ 気になる特集の舞台裏
綴じ込み特別版企画
働き続けることで自分を磨き、女性としてさらに輝きを増す!
キャリア女性の教祖(カリスマ)=林真理子さん研究
P249-264(全16ページ)
![]() 本誌 編集 後藤 淳美 |
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『Precious』は、創刊以来、仕事を持つ多くの女性読者にご支持をいただいています。現在、40代前半のキャリア女性は、男女雇用機会均等法の制定前後に仕事を始めて、ずっと働き続けている方々です。そんな働く女性の気持ちを汲み上げ、時代とともに、私たちの心に響く作品を数多く生み出し続けているのが、作家の林真理子さんです。妻であり、母であるとともに、作家として第一線で活躍し続けているという、まさに「働く女性」の代表格といってもいい存在です。林さんは、非常に多面的な魅力を持っている女性ですが、今回は、「働く」という側面にスポットを当て、いつの時代も仕事を持つ女性にとっての憧れであり、道標であり続ける林さんの魅力を探りました。
今回の特集では、作家の桐島洋子さん、酒井順子さんという本誌の人気連載陣と、林さんによるスペシャル対談を掲載しています。桐島さんは、年齢を重ねた今も第一線で活躍し続けているキャリア女性の大先輩。桐島さんと林さんの対談では、女性がずっと働き続けるために、40代はどんな位置づけの年代であるべきか、ということをテーマに語っていただきました。一方、酒井さんは、まさに『Precious』読者の大多数と同じ時代を共有してきたひとり。少し上の世代の先輩である林さんとともに、プレシャス世代が今、どんな働き方をしていくべきか、「仕事」というものがプレシャス世代にとって、どういう意味を持つのか、仕事を主軸としたライフスタイルについて語っていただいています。
また、林さんのエッセイや小説の中に登場する珠玉の名言を集めた「キャリアの名言集」では、自分が拠って立つ場所を「仕事」に据えたプレシャス世代の女性が、共感できる名言をセレクトし、作品の解説とともにご紹介します。林さんの作品を読んで、「ああ、みんなやっぱりこう思っているんだ」と共感したり、仕事が上手くいかなくて落ち込んでいるときに「もうひと頑張りしてみよう」と元気づけられた経験のある方も多いのでは。ここでご紹介した言葉の中に、ハッとしたり、「いいな」と感じる言葉があったら、その作品を実際に手に取って読んでみていただけたらと思います。物語全体を読むことで、より深く言葉の力を感じることができると同時に、自分の持つ悩みや迷いごとを解決する糸口が見つかることもあるかもしれません。
また、今回は林さんのベストセラー小説『anego』の文庫化を記念して、林さんに特別インタビューを行いました。『anego』は、2001年に雑誌『Domani』で連載が始まり、“キャリア女性のバイブル”とまで謳われた大人気小説。インタビューでは、「ストーリーテラーとしての力を結集させた最高作」とおっしゃるほど、林さんご自身にとっても思い入れの深い『anego』の魅力について改めて語っていただきました。『anego』は予測できないような展開が起こったり、新しい登場人物がどんどん出てきたり、読んでいてとてもハラハラ、ドキドキ、ワクワクする作品。当時、ちょうどリアルタイムで読んでいたという方も、TVドラマで知ったという方も、文庫本というスタイルになって最初からまとめて読むと、また違った面白さを感じていただけるのではないでしょうか。ぜひこの特集とあわせてお読みいただき、林さんの、働き続ける女性へのエールを受け取っていただければと思います。


