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元気になる! 若返る! 本場アーユルヴェーダ滞在プラン

日本でもエステやスパのメニューに登場し、人気が高まっている「アーユルヴェーダ」。本来は、5000年前に南インドで生まれた、世界最古の体系的な伝統医学です。インドで体験する本格的なアーユルヴェーダの施術はPrecious7月号本誌でも紹介され、大きな反響を呼びました。健康で幸せな毎日を送るために、心と体をどうケアすればよいのか。本場のアーユルヴェーダクリニックに何度も訪れている超リピーターの大石敦子さんが、その現場を詳細にレポートします。

撮影/KINTA KIMURA・文/大石敦子Vol.01

額にオイルを垂らすマッサージ法が、このシロダーラ。

 先週、南インド・ケララ州のカリカットにあるアーユルヴェーダ・センターから「今年もまた、治療に最適な季節がやってきました!」と来院のお誘いが来ました。ケララ州は*アーユルヴェーダの発祥地といわれ、私が2年前に1ヶ月滞在し、初めて本格的にアーユルヴェーダを受けた所です。熱帯モンスーン気候の南インドは、6月から5か月にも渡る長い雨季に入ります。雨季の間は曇りの日が多く、1日に何度も激しいスコールがあって(思えば、スコールのたびに停電しました。4つ星の豪華なホテルだったんですけどね)、湿気がすごいんです。でも、その湿気が多くて毛穴が開く時期が、毒素排出にはもってこいなんです。

 そもそも私とアーユルヴェーダの出会いは2年半前。それまでなんのストレスもなく楽しく仕事をし、幸せに日々を送っていたつもりだったけれど、突然原因不明のさまざまな体調不良に見舞われ、自分で運営していたプレス・オフィスをクローズせざるを得ないまでになってしまいました。西洋医学的には「原因不明」。ということは「治せない」ということです。それまでも、健康には人一倍気を使って、年に一度は断食に行ったり、食事をマクロビオティックに変えたり、水や波動系のグッズも活用していましたが「私はまだ大事な何かに気付いていないんだ。すべてをリセットするつもりで、とことん自分の体と向き合ってみよう!」と決心したのです。

インドの民族衣装“クルタ”

 その際、一番最初に計画したのが、インドで行うアーユルヴェーダでした。まず、インドという、日本とは正反対の環境に自分を置くこと。今までに体験したことのない長期で治療に専念すること。身体のケアだけでなく、魂レベルまでケアをすること。この3つが目的でした。「原因不明」を解き明かし、身体を今までになく元気に立て直すためには、表面的なことだけでなく、自分の内側(魂)まで掘り下げないとダメだと思ったからで。アーユルヴェーダにはもれなくヨガ・瞑想(呼吸法を含む)がセットになっています。何が起こるかわからない。でもとにかく行ってしまいました。

 アーユルヴェーダでは、最初に行われる医師による診断に約1時間(症状によって個人差あり)をかけます。問診では、ありとあらゆることを聞かれますし、話します。現在気になっている症状の説明に加えて、「味で好きなのは甘味で、酸っぱいのは苦手」だの「30代から白髪があった」だの、「ホラー映画は苦手」なんてことまでも。長い問診の後はアーユルヴェーダ名物の「脈診」です。私は今まで6人の先生に脈診してもらいましたが、先生によって全く言うことが違うので、これが毎回とても楽しみです。

アーユルヴェーダクリニックには医師が常駐

 性格のこともよく言いあてられ、小さいときの、忘れていた病気について指摘されたこともあります。脈診は、単に身体の調子を読み取ることではなく、患者の魂の情報にアクセスすることだとも言われています。この長い面接で、私達患者も安心して委ねようという気になるのです。

 アーユルヴェーダでは、体内に残った未消化物が腐り、毒素となって腸から血液に戻り、体内を巡って悪さをするのが病の原因とされています。食べ過ぎた分や身体に合わないものは、消化されずにどんどん体内に蓄積されます。また、ストレスが消化力を弱め、感情も消化されないと、残って毒素になると考えます。瞑想をして心を平安にしたり、シロダーラのように直接脳のマッサージをして深いリラックス感を感じさせるのも、魂のケアまで含めた治療法だから。心が身体に大きく作用することを、昔から人々は知っているのです。

 1か月に渡るインドでの治療から帰ると周りの人たちから「変わった」「若返った」「元気になった」とさんざん言われました。もちろん、抱えていた症状はかなり改善されました。けれど大きく何が変わったかと言うと、やはり私の心でした。「自分は身体が弱い」ということを肯定的に受け入れたことが大きいのです。弱いことに不安を持つのではなく、弱いと自覚して自分を大事にしてあげる。ケア次第で、私だっていつまでも病気をせずに若々しくいられるんだーと実感できました。不安を感じずに日々を送れることは、なんと幸せなことでしょう! 心の鎖をほどくため、私はアーユルヴェーダにはまってみることにしました。


*アーユルヴェーダ
サンスクリット語の「アーユス(生命)」と「ヴェーダ(真理・科学)」を組み合わせた『生命の科学』の意味。約5000年前に南インドで発祥したインド哲学を基盤にした世界最古の体系的な伝統医学。

大石敦子

大石敦子(おおいしあつこ)

リュディック・ホリスティック・ヘルス・デザイン代表 1958年生まれ。ミラノでのコーディネーター、海外ブランドのPRオフィス運営を経て、2006年からアーユルヴェーダに集中して取り組む。南インド・カリカットでの1ヶ月滞在をはじめ、スリランカも含めた5箇所の施設で滞在治療を受ける。
またインドのワンネス・ユニバーシティにてスピリチュアル・ワークショップ「21日間プロセス」「レベル2」を受講。詳しくはHP「修行な日々」http://www.oishi-atsuko.comで。



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