本誌連載記事「松本孝美の今日もお出かけ、着物日和」で、素敵な着物姿を見せてくれている孝美さん。このホームページの連載では、毎月手に入れた小物や食材など「お気に入りのお買い物」を公開!Vol.28はフェルト製の『針山』です。
撮影・文/松本孝美Vol.28 フェルト製の『針山』
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寒くなってくると、食べるもの、着るものとからだが温まるものを求めますが、家に飾るものや実際に使うものも“目に温かい”小物が欲しくなります。そんなことを思っていたら、今回ご紹介するフェルト製の『針山』を見つけました。 ある雑貨屋さんでのグループ作品展の中にポワーンと温かそうに飾られていたのです。作者は隅田晶子さん。十個くらいあるフェルトで作られた『針山』の中から二つを選びました。わたしはここで『針山』と言っていますが、作品展ではそういう表記はなかったような・・・?ひと目見て『針山』だと思い込んでしまったのですが、本当のところはどうなのでしょうか。なぜかというと、フェルトのボールが木のトレーと分かれるんですよね。まあ、実際に使う場合は接着剤で固定すればいいか、と考え購入して家に持ち帰ったのでした。
包みをほどいてフェルトのボールを手に乗せて遊んでいると・・・、手触りといい、程よい弾力といいとてもここちよくて、なーんとなくストレス解消な感じ?なんです。そういえば少し前、手のひらで握って使うイボイボがついた小さなボールがリラックス用として発売されていたから、同じような効果があるのかも知れません。
そして次に、フェルトに縫い針とまち針を刺して使い勝手を確かめてみると、意外にも木のトレーからボールが浮く方が針は抜きやすいということがわかりました。考えてみれば、トレーと一体になっている場合は重しがわりになるくらいの重量がないと意味が無いのですね。ということで、接着しないで使うことにしました。そして、またまた新たな発見が・・・。このトレーをボールからはずすと、裁縫をする時に出る糸くずをまとめておくのに便利なんです。なんて出来た『針山』なんでしょう!“目に温かい”小物な上に、道具としても優秀なのでした。やはり、『針山』として作られていたんだと勝手に確信。

温かみがあって見て良しなのはもちろん、触ってよし、使ってよし、飾ってよしのこの『針山』。良い道具ってそういうものなのかと納得・・・。で、賢い買い物をした自分に拍手?なのでした。

