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孝美的買い物指南「暮らしにひとつ、私のお気に入り」

本誌連載記事「松本孝美の今日もお出かけ、着物日和」で、素敵な着物姿を見せてくれている孝美さん。このホームページの連載では、毎月手に入れた小物や食材など「お気に入りのお買い物」を公開!Vol.27は洋梨のコンポートです。

撮影・文/松本孝美Vol.27 洋梨のコンポート

見るからに美味しそうな洋梨!

 秋になると作るもののひとつが洋梨のコンポート。作り方はすごく簡単でシンプルなのに、できあがってお皿にのせるとちょっとしたデザートになります。毎年果物売り場に洋梨が並び始めるとウズウズ・・・。でも、ちょっとお値段高めなんですよね。ところが今年は夏の台風の影響で見た目が悪いということで、安めの金額設定。中身が無事なら大丈夫だし、もしちょっとくらい悪くてもダメな箇所だけ取り除けばOKです。たくさん買いたいところですが、他の買い物もある為ぐっとこらえて三つだけ購入。赤ワイン(安いので良いのですがきれいな赤を選んだほうがいい)も忘れずに買って帰りました。私は赤ワインで作るのですが、いろいろなレシピをみると白ワインを使っている方が多く、また、ワインを使わないコンポートもあります。
 家に帰り、買ってきた洋梨をカットして味見してみたところ、かなり美味しい! 甘くてまろやか、そしてジューシー。食べ頃です。どの洋梨を剥いて切っても悪いところは無く、半分にして種の部分を取り除きお鍋に並べていきます。そこに赤ワインを一本注いでレモン一個分の果汁を絞り、砂糖を好みの量加えます。そして、先月このコラムで紹介した“ホットワイン(スパイスブーケ)”を三つ入れたところで火にかけます。
 ワインの量は加減して水を加えるという方法が多いようですが、私は赤ワインだけで煮るのが好きです。何故かというと・・・、出来上がって冷蔵庫で少し寝かせ気味にした時に赤ワインが染み渡っている方が美味しいし、お酒だけの方が日持ちもすると思うから。そして、洋梨を食べ終えて残った煮汁をアイスクリームにかけたり、ヨーグルトと混ぜたり、炭酸水で割ったり、といろいろ使い道があるのです。そのためにも、トロッとした濃い煮汁にしたいのです。

かわいらしいデザートのできあがり。
 出来上がったばかりのまだ余熱が残っているコンポートとアイスクリームを一緒に食べるのは最高!に美味しい。まだ中の方は赤く染まらず、スプーンを入れても硬さが残っている状態を、まずは楽しみます。そして残りの洋梨を更に火にかけて赤ワインを染みこませてから、タッパーに移して冷蔵庫へ。今回は忙しくて食べる機会がなく、何日か経ち「少々寝かせ過ぎかなー?」と思いながらタッパーの蓋をあけると、こっくりした深い赤ワイン色のコンポートが登場しました。もうすっかりやわらかくなっていたので、慎重にナイフで薄切りにしてみると、なんだか奈良漬のよう・・・。でも端っこを食べてみたら赤ワインがジュワーと効いていて美味しいのです。コンポートというよりは赤ワイン漬に近いかも。
 ワッフルビスケットをお皿の上に敷き、そこに薄切りにしたコンポートをずらして並べ、日本製のさらっとしたクロテッドクリームをかけて(これが難しい!)ミントの葉を飾って出来上がり。
 ワッフルビスケットと食べる、やわらかーい洋梨のコンポートもとっても美味しい。だけどやっぱり見た目は赤い奈良漬?


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