本誌連載記事「松本孝美の今日もお出かけ、着物日和」で、素敵な着物姿を見せてくれている孝美さん。このホームページの連載では、毎月手に入れた小物や食材など「お気に入りのお買い物」を公開!Vol.22は 『嘉門』の更紗布です。
撮影・文/松本孝美Vol.22 『嘉門』の更紗布
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木綿の更紗布を買いました。売り場には何種類かの大きさ、柄があり、それぞれに小さな木札がついています。タグの代わりかなと思い見てみると表裏とも無地。あまり深くも考えず、可愛いし布は風呂敷がわりにもなるしまあいいか・・・と大きさ違いで二枚選びました。家に帰ってメーカーの『嘉門』のホームページを見てみると・・・更紗布は単品商品としては扱っていませんでしたが、どこでもお抹茶を楽しめる“おもてなし茶箱”というセット商品の中に更紗布と木札を発見。木札の紹介欄には「名前を書いたり、お気に入りのマークを。」と書かれていました。そして、いろいろクリックしていくうちに茶箱を包んでいる布の結び目に木札がぶらさがっている画像を見つけました。名前や紋が入っている風呂敷はあるけれど、名前入りの木札を付けるというのはめずらしい。風呂敷って名前やしるしが入っていると使う頻度が格段に高くなるんですよね。便利なのはもちろん、単純に嬉しいからなんですけど・・・。
名前入りの風呂敷(友人からのプレゼント)はロケやお稽古で着替える際に自分の服をたたんでひとまとめにするのに便利ですし、刺繍入りの小風呂敷(プレシャス本誌で連載していた“日々是こころは休日”で銀座くのやさんに刺繍を施してもらいました)は、祝儀袋や小さな菓子折りを包むのに重宝しています。
早速筆ペンで名前を書いている時に良いアイデアが浮かびました。いつも撮影時には腕時計やアクセサリーをはずしてメイクルームの鏡の前に置いておくのですが、ひとまとめに包んで木札ををぶらさげておけば、ものがいっぱいの鏡の前でもすぐに見つけられるし、誰のものかもわかってもらえます。この布は55cm四方ですが薄手でやわらかいので四つ折りにして包みました。布が重なっているからちょうどクッションにもなって良い具合。
今回は筆ペンで簡単に名前を書きましたが、ゴールドやシルバーのペンでアルファベット表記にして書いたり、凝ったデザインのマークにしたりしてもおもしろそうです。ラッピングペーパーのかわりに、布でプレゼントを包み木札には相手の名前を書いておいて渡すというのも喜ばれそうです。

改めて考えると、四角形の布って本当に便利。ものを包むのにヒモもテープもいらないし、軽くてかさばらないし。究極のエコバッグでプラスαいっぱいのスグレものです。
後日、どうしても木札のことが気になり更紗に関する本を読んでいると・・・。お茶に使用する道具の箱を包み、木札に中身の説明や銘を書いて結び目に留めて使用していた、ということがわかりました。そして偶然、古美術のお店で木札付きの包みが置いてあるのを見つけ近寄ってみると、その木札は更紗布の端に開けた穴に紐を通してありました。うーん、こうすると木札自体を無くさなくて良いのかも。この方法が常識だったのか、無くして困った人が考えついたのか・・・。またまた気になる木札なのでした。

