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孝美的買い物指南「暮らしにひとつ、私のお気に入り」

本誌連載記事「松本孝美の今日もお出かけ、着物日和」で、素敵な着物姿を見せてくれている孝美さん。このホームページの連載では、毎月手に入れた小物や食材など「お気に入りのお買い物」を公開!Vol.21は『日々』の白磁口紅輪花皿です。

撮影・文/松本孝美Vol.21 『日々』の白磁口紅輪花皿

白い肌合いが美しい白磁のお皿

 先日久しぶりにのぞいた銀座の『日々』でとろけるような白さのお皿を購入しました。ここ何年かは絵付けのものばかりに目がいっていたので白い器は本当に久しぶり。このお皿、以前から気にはなっていたのですが同じようなサイズのものは家にたくさんあるし、また普段使いするには少々繊細過ぎるかな?とも思ったりして、お店に行く度に“じーっと見ては帰ってくる”を繰り返していたのです。
 そのうち白くて無地のお皿自体に興味が出てきていろいろと見てみたのですが、探しててもこれいいなぁと思えるものはなかなか無い。シンプル過ぎて味気なかったり、風合いが好みでなかったり・・・。で、やっぱりあれだ! ということで改めて『日々』に行ったのです。
 このお皿は、白磁口紅輪花皿といい作者は水野克俊さん。器の縁に赤茶色が施されていますが、これを口紅と呼ぶそうです。真っ白で繊細なかたちなのに存在感があり、花を模っているのに可愛らしすぎないのもこの口紅の効果なのでしょうか。重ねて横から見ると正面とはまた違った印象になるところもおもしろいですね。いつも絵付けの器ばかりのテーブルにこのお皿が並ぶと雰囲気がぐっと締まるような気もします。
 早速、いただき物のエピナールの生チョコをのせてみました。いかにも“和”な感じじゃなく、真っ白だけどモダンじゃないのがいい感じ! 実は難しいかたちかな?と心配もあったのですが意外にも何でも合いそうです。

いろいろな用途に
 続いて花活けの台にもしてみました。この水色のガラス、実は青海苔粉が入っていたものです。本当はもう少し薄いガラスが合うと思うのですが、あいにく持っていなくて苦肉の策。でもこれ、うちでは一輪挿しとして大活躍しています。昔から卓上用としてこのビンで売っていて大きいサイズもあるはずですが、最近見かけないんですよね。やはり使用後に花活けにしたくて探しているんですが・・・。まぁ、それは関係なくプラスチック容器に変えないでねとメーカーさんにお願いしたい商品のひとつでもあります。
 こういう懐かしいかたちのビンや、素朴なアジアのお盆に合うのも口紅のなせる業なのでしょうか。作者の意図とは全く関係がないかも知れませんが、この小さなお皿であれこれ考えたりイメージしてみたり・・・で、今日も楽しかった!

 


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