本誌連載記事「日々是こころは休日」での飾らない、でもセンス溢れる暮らしぶりが大好評の松本孝美さん。このホームページの連載では、毎月手に入れた小物や食材など「お気に入りのお買い物」を公開!Vol.19 小鹿田焼きのすり鉢です。
撮影・文/松本孝美Vol.19 小鹿田焼きのすり鉢
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ずっと欲しかった“すり鉢”がやっと手に入りました。料理研究家の辰巳芳子さんが考案し推奨されている大分県の小鹿田(おんた)焼きのものです。三種類の大きさがある中で直径23cmの中サイズを選びました。
小鹿田焼きは約300年の歴史があり開窯以来、一子相伝で職人も弟子もとらず家族だけで手作業するのが習慣となっており、現在でも10軒からなる集落で伝統と技術を守り続けているそうです。素朴な色目と模様で普段使いの器として和食にぴったりなのですが、どことなく北欧の器っぽい感じもするので、シンプルでモダンな家にも合いそうですね。

すり鉢としてだけでなく、煮物やお浸しを盛って器として使えるのも魅力。また、片口になっているので、とろろ芋を作ってそのままテーブルに出すことができます。道具として使った後にそのまま器としても使えると洗い物の手間も省くことができるのでとっても便利。
さっそく道具→器メニューを二種類作ってみました。『ピーマンの黒ごまきんぴら』 黒ごま多めがポイント。といっても楽に擂ることが出来るので、結果多めになってしまいます。『ひじきの白和え』 プツプツ感も残したいから白ごまを擂り過ぎないのがポイント。擂った白ごまと水分を出しておいた豆腐を和えたものだけでも美味しくて、作りながらついつい摘み食い・・・。今回はひじきにあわせましたが、ちょっとだけ残ったお浸しや塩気を抜いた漬物などにあわせても良さそうです。
良く考えられた昔ながらの道具は無駄がなくて美しいですね。その上、そのままテーブルに出せるという便利で賢いこのすり鉢。才色兼備な道具の登場でミキサーやミルの出番が少なくなりそうです。

