本誌連載記事「日々是こころは休日」での飾らない、でもセンス溢れる暮らしぶりが大好評の松本孝美さん。このホームページの連載では、毎月手に入れた小物や食材など「お気に入りのお買い物」を公開! 第7回目は「鉢植えのムスカリ」です。
撮影・文/松本孝美Vol.07 鉢植えのムスカリ
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鉢植えのムスカリを買いました。まだまだ寒いけど、たまーに春の陽気らしきものがちょっとだけ顔を見せる頃に花屋さんの店先にムスカリが並びます。水仙やヒヤシンス、そしてムスカリなどの球根花が好きなので、これらの切り花はこの時期よく買います。そして秋に球根を買って水栽培することも。もちろん花のかわいさが好きなのですが、同じくらい惹かれるのが、球根から伸びている根っこ。ガラスびん越しに見る白い根っこのきれいなこと。
しかし、去年の秋頃は忙しくて球根を買う時期を逃してしまったし、かといって切り花にはもちろん根っこはついていない・・・。というわけで買ったのが、ムスカリの鉢植えなのです。でも妥協したわけではありません。
まずは、鉢から土ごととり出します。そして、やさしく土を落として根っこを切らないように球根をひとつづつ離していきます(あらかじめ、水やりをして土をやわらかくしておくと離しやすい)。離したものはひとつずつ水を張ったボールに入れて根っこについている土を丁寧に落としていきます。
ひとつの鉢植えに七つの球根。どの球根も形が違っていて見比べるだけでも楽しい。まずは一番長く成長しているのを選び、以前にも登場した安土忠久さんの徳利の口に置いてみました。ちょうど良い大きさ。水が溢れ出てもいいように同じく安土さんのお皿を敷いています。白い根っこに小さな気泡がからまってさらにきれいです。
次は、きちんと座る球根を選んで水を張った白い葉っぱ型のお皿に乗せてみました。画像ではわかりにくいですが、このお皿、葉脈が立体的になっているので水を張るととてもきれいです。ムスカリの清潔な雰囲気にぴったり。真鍮の蝶々を添えてみました。
あとの五つは、まとめて四角いガラスのベースに入れました。ゆらゆらしている白い根っことゴロゴロとした球根、鮮やかなグリーンとブルー。どこを見ても楽しめるムスカリはやはり透明なガラスが一番合うみたいです。
土を落とす際に誤って茎を一本折ってしまったので、鉢植えから間引いてきたクリスマスローズ、そしてゼンマイと一緒にアンティークの香水瓶に。小さくてもムスカリのブルーは華やかで、キリッと主張しています。
ふと思いついて買ったムスカリの鉢植えですが、こんなに楽しめるとは自分でもビックリです。近所の花屋さんでひと鉢350円なり。次はヒヤシンスを買ってみようかな?

